ガイガーカウンター(放射線測定器)で、気になる場所を簡単測定!

メディアを通して発表される情報を信用してよいのか?
実は誰にも分からない。
福島第一原子力発電所は依然として深刻な状態が続いている。東京電力は事故収束に向けた工程表を作成、昼夜を問わず復旧活動に当たっているが、新たに1号機で原子炉格納容器が損傷し燃料が炉心下部に落ちるメルトダウンが発生するなど危機的な状況にある。その一方で、原発施設からは放射線物質の大量拡散が続いており、東北や関東甲信越など広範囲にわたって高レベルの放射線量が検出される異常事態となっている。原子力災害で最も恐ろしい点は、原発から放出される放射線量が一体どの程度なのか分からないという事だ。放射性物質は風にのって拡散するが、放射性物質の放出量や風向き、風量など刻々と変化する状況の中で、いつ、どこで、どの程度の放射線を浴びるか分からない。
今回の事故では、東京電力が原子炉格納容器の爆発を防ぐため格納容器の弁を開けて放射性物質を含む蒸気を排出する「ベント」と呼ばれる措置を実施した。実施により大気中の放射線量が急上昇したが、この事実は事前に国民に知らされずに、国民は大量の放射能を浴びる事態となった。長期間にわたり大量の放射線が漏れ続けた事例は我が国ではない。そのため本当に私たちの日常生活は安全なのか?政府の見解が正しいのか?メディアを通して発表される情報を信用してよいのか?実は誰にも分からない。まき散らされた放射線物質について、新聞やテレビは連日各地の放射線レベルを発表しているが、国民の放射能に対する不安はますます高まるばかりだ。私たちは一体、まき散らされる放射線からどのようにして身の安全を守れば良いのだろうか?
毎日蓄積されると果たしてどうなるのか?
こうした中、ガイガーカウンター(放射線測定器)に注目が集まっている。ガイガーカウンターは放射線を被爆する危険性のある特殊な環境で働く人たちが使用するものだが、今回の未曾有の事態を受けて、一般市民の間でもガイガーカウンターを所持する動きが急速に広がっている。目に見えない放射線から自分の身は自分で守りたい。そうした考えによるものだ。ガイガーカウンターを所持する理由は大きく2つある。1つは「実際に自分がどの程度放射線量を浴びているのか知ることができる」。もう1つ「毎日の放射線量の累積数値を知ることで年間の被爆量を自分で管理することができる」事。特にポイントなのが後者だ。国は福島第一原発から拡散された放射線量は1日あたりでは人体に影響を及ぼすものではないと言うが、それが毎日累積されると果たしてどうなるのか。政府の発表をそのまま鵜呑みにする事はできない。
ガイガーカウンターは、自分の身を守る道具として有効
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| 記者の使用しているSW83A 上部に現在の放射線量 下部に累積の放射線量を表示している。 |
メニューも日本語表示で使いやすい。 |
私も実際に「SW83A」という機種のガイガーカウンターを所持してみたが、日々刻々と変化する放射線量を的確に計測し、累積値も容易チェックできる。私は主に都内で働くが、機械が示す放射線量数値を見るとマスコミで報道されるレベルか若干高めのレベルを表示することも多く、あらためて放射線の恐ろしさを感じた。測定器はハンディで持ち歩いていても邪魔にならず、外出先で時折数値をチェックしている。首都圏を中心にした生活者の多くが、生活の関係から放射線の影響を受けない場所に逃避したくてもできないのが現実だろう。日々の生活で必要以上に放射線を気にしても仕方がないという意見もあるが、
人体に影響を及ぼす放射線には十二分に気を使わなければならない。その点で、ガイガーカウンターは自分の身を守る道具として有効と言えそうだ。(2011年5月17日)
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| 産業紙記者H氏(経歴) 大学卒業後、某業界紙記者となる。 大学院経営学修士終了。 日本の産業政策問題に関わってきた。 記者歴20年を誇る。 |




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